ソファーの上に男を考えます

誠心会の依存症治療

医療法人誠心会の神奈川病院ではアルコール依存症の入院治療、外来治療を実施しています。

〒241-0803 横浜市旭区川井本町122-1

TEL: 045-951-9811

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アルコール依存症の症状

アルコール依存症の症状には次のような症状が見受けられます。

  • 以前よりも多く飲まないと酔わない。だから酒が増える。

  • 「ちょっと一杯」のつもりが、止まらない。

  • 酒をやめなければいけないのに、飲み続けてしまう。

  • 食事もとらずにただひたすら「飲んでは寝る」を毎日くり返す。

お酒のせいで、以下のような問題が起きます。

 

  • 酔って失態をおかし、家族や友人との関係にひびが入る。

  • 遅刻や欠勤、パフォーマンスの低下などにより仕事に支障をきたす。​

  • ​不眠、抑うつ症状などが出て情緒不安定になる。

お酒は体を害する

お酒は体に有害です。「酒は百薬の長」は現代医学で否定されました。お酒により以下の病気のリスクが高まり、寿命が縮みます。​特にアルコールの発がん性が最近注目を集めています。

  • 胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍

  • 膵炎

  • 糖尿病

  • アルコール性肝炎

  • 脂肪肝

  • 肝硬変

  • 糖尿病

  • 高血圧

  • 不整脈

  • 心筋症

  • 痛風

  • 末梢神経炎

  • 口腔咽頭がん

  • 食道がん

  • 肝臓がん

  • 大腿骨頭壊死

  • 骨粗しょう症

  • アルコール性認知症​

  • ウェルニッケ・コルサコフ症候群

誠心会の依存症教育プログラム

Addiction Rehabilitation Program

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神奈川病院では、「依存症は病気であり、適切な治療により、回復が可能である 」という前提にたち、物質アルコールや薬物など)と決別し、心身ともに健康的な生活を送ることを目的とした治療に取り組んでいます。アルコールや薬物などが体から抜けきらない段階での解毒、依存物質に対する強い欲求への治療、身体疾患への治療、依存症教育プログラム(ARP)を提供しています 。医師、看護師、作業療法士、薬剤師、管理栄養士、精神保健福祉士 、 公認心理師など からの多面的なアプローチをおこなうだけでなく、外部の施設や自助グループなどの協力も得て 、退院後も健康的な生活を維持できることを目指しています。

​治療オリエンテーション

毎週月曜日

10:00~11:00

担当:看護師

依存症治療を受けていくなかで、「依存症とは」「入院中のルール」「抗酒剤・断酒補助薬について」「その他酒歴発表・自助グループ」等のプログラム概要をお伝えしています。毎週実施している理由は、回復段階によって話の内容の受け止め方が変わっていくことを確認するためでもあり、皆さんが入院している目的を再確認するためでもあります。

メンバーズミーティング

毎週月曜日

15:30~16:30

​担当:看護師

毎回テーマに沿って、患者さんが主体になって進めるミーティングです。

テーマⅠ:「なぜ、あなたは入院したのか」

テーマⅡ:「今までアルコールで失敗したこと」

テーマⅢ:「『依存症だな』と思ったことはあるか」

テーマⅣ:「今後、どのようにアルコールを断っていくか」

テーマⅤ:「アルコールが欲しくなる時はどんな時か」

テーマⅥ:「Free」

アルコールが体に及ぼす影響について

第3月曜日

15:30~16:30

​担当:内科医

アルコールが体に及ぼす影響について学ぶプログラムです。内科の医師より、アルコールを飲むことでどのような病気になりやすくなるのか、代表的な病名を挙げて説明します。またアルコールに限らず、身体的な健康や病気に関する質問に、可能な限り答えていきます。

集団療法

毎週火曜日

10:00~11:00

担当:作業療法士、公認心理師、看護師(看護助手)

アルコールや薬の話に限定をせず、入院生活のことや退院してからのこと、自分が思っていること、気になっていること、自分の気持ちなどを話す場です。自分のことを話すのは勇気のいることですが、アルコールや薬をやめていくうえで役に立つことでもあります。話したくないことは話さずにパスしても構いません。皆さんがざっくばらんに話せるようなグループにしたいと考えています。

サイコドラマ

第2,4火曜日

13:30~15:00

​担当:公認心理師、看護師(看護助手)

サイコドラマは集団療法のひとつです。体操したり、体を使って自己表現したり、その時に出てきたイメージを使って、即興劇(台本のないドラマ)を行います。外に出るときもあります。参加者同士で話をしたり、一緒に体を動かしたり、遊んだりすることで、自分自身の感覚がよみがえったり、気分が変わったり、人と人との結びつきが感じられればと思います。皆さんが入院しておられる目的にお役に立ちたいと考えています。

人間関係について

第3火曜日

15:10~16:00

​担当:公認心理師、看護師(看護助手)

関係やコミュニケーションのやりかたについての学習をするプログラムです。アサーションとは「相手の自分も大事にするコミュニケーションのやり方」であり、このプログラムは、1)アサーションを知り、2)自分のことを知ることを通して、3)人間関係のストレスを軽くすること、を目指しています。講義だけでなく、ロール・プレイを通して、体験的に理解をしていきます。

物質使用障害<依存症>治療プログラム(認知行動療法)

毎週水・木曜日

10:00~11:00
15:30~16:30

​担当:看護師

「なぜ依存物質をやめなければいけないのか」「依存症のメカニズム」「止めるにあたって留意すること」「回復に向けた経過」など15回シリーズで依存症について考えるプログラムです。

アルコールファーストグループ

毎週水・木曜日

10:00~11:00

​担当:作業療法士

治療初期などの理由により、講義中心のプログラムの参加に身が入りにくい方が対象です。内容はテーマに沿ってそれぞれの方が話をし、リーダーを含めた参加者でやりとりをします。お互いに相手を批判せず、依存から回復するために個人に向き合うことを大切にしています。そこから問題を解決できる形に変えていくことで、それぞれの『何とかできる感』の向上を目標にしています。

薬について

第1,4水曜日

15:30~16:30

​担当:薬剤師、看護師

「アルコール依存症治療薬について」「睡眠薬について」「市販薬依存について」「薬の基礎について」等をテーマに薬剤師がお話しをしています。アルコール依存症治療における薬の役割、薬の正しい服用方法、薬との付き合い方、ジェネリック医薬品等についても説明をしています。質問の時間もありますので、普段疑問に思っている事にもお答えします。退院後、薬をうまく利用して、健康的な生活を維持できることを目標にしています。

酒歴発表

第2木曜日

10:00~11:00

​担当:精神科医

飲酒にまつわる自分自身の歴史を文章としてまとめ、皆さんの前で発表するプログラムです。自分の酒害体験を振り返り、担当看護師とともに自分の歴史として文章にまとめ、発表することを通して、断酒への動機づけを強めることを目標としています。

アルコール依存症について

第2木曜日

15:30~16:30担当:精神科医

アルコール依存症に関する知識を学びます。精神科医が担当し、3回1コースで説明を行います。
第1回:アルコール依存症とは何か
第2回:アルコール依存症の治療
第3回:アルコール依存症からの回復

栄養について

第3木曜日

15:30~16:30

担当:管理栄養士、看護師(看護助手)

「肝臓の役割/栄養について/肝臓に良い食事」をテーマに、日頃の食事がどのように体に影響しているのか、栄養成分が何に利用されているのかなどを学びます。アルコールの影響、肝臓への負担なども学びます。今までの食生活を振り返ることで、自分自身の健康を意識し、入院中から規則正しい食生活を実践していただくことを目的としています。

調理実習

6,9,12,3月

第3木曜日

10:00~11:00

​担当:管理栄養士、作業療法士、看護師(看護助手)

「栄養について」の講義でお伝えした知識や情報をもとに調理実習を行います。手軽で栄養満点の献立を患者さん中心で調理し、皆さんで一緒に食べます。退院後の食生活を具体的にイメージすることを目的としています。自分で調理はしなくても、スーパーやコンビニで総菜などを選ぶときに、栄養バランスを考える事に役立つと考えています。

あすなろ

第1,2,4金曜日

10:00~11:00

​担当:作業療法士、看護師(看護助手)

「頭を動かそう(頭の体操)」「身体を動かそう(体の体操)」「ものつくり(工作)」「調理」を週替わりで行います。体の調子や精神機能(集中力・判断力・推理力・記憶力など)がお酒の影響を受けていないかの力試しとトレーニングです。皆さんで協力して何かをなしとげる体験を通して自信をつけ、しらふの時間を集中して楽しめる自分に出会う機会にもなります。新たに生じるストレス場面での解消法も学びます。

社会資源について

偶数月第3金曜日

10:00~11:00

​担当:精神保健福祉士、作業療法士

精神保健福祉士より、アルコール依存症の方が利用できる社会資源について紹介します。お金のこと、住まいのこと、生活のこと…などで困った時に、相談できる窓口、利用できるサービスや制度を知っていただくことで、安心して治療を続けられることを目的としています。担当ケースワーカーへの個別相談もお気軽にお申し出ください。

自助グループについて

奇数月第3金曜日

10:00~11:00

​担当:精神保健福祉士、作業療法士

依存症の回復のプロセスを学びながら、自分とお酒との付き合い方を振り返り、再飲酒や再入院を防ぐための方法を考えます。DVDを使って、AAや断酒会といった自助グループのご紹介もしています。

アディクション専門看護相談外来

適宜開催

​担当:看護師

退院後の生活において様々な不安や疑問、悩みが生じた際、一人で抱え込まずに一緒に考えたり、テキストのおさらいをしたりする外来です。また、断酒・断薬だけに捉われることのない生き方を見い出す目的もあります。当事者ご本人やご家族を対象としています。

TRYの会(デイケアプログラム)

毎週水曜日

13:00~14:30

​担当:看護師、精神保健福祉士、作業療法士、公認心理師ほか

ショートケア費用(各種保険および自立支援医療制度利用可)で実施する、自助グループや中間施設になじめない、通所が困難、断酒継続が難しい方などを対象にしたグループです。自己紹介ゲームや断酒チャレンジ日記などのウォーミングアップと自作の教材などのテキストをつかった意見交換などで体験を共有します。医師や薬剤師などと話をする機会や、外出、簡単な運動や調理をする機会もあります。参加希望の方は主治医にご相談ください。